スローライフなんてウソ?田舎暮らしの大きな3つのデメリット。

都会を離れ、田舎で農業をしたりカフェを開いたり、のんびりとした自然あふれる環境での生活にあこがれますよね。

テレビや雑誌でもよく取り上げられる田舎への移住ですが、成功例ばかりで失敗例はあまり聞きません。

田舎暮らしを考えたとき、「本当に自分が田舎に住んでやっていけるのか」って不安も多いと思います。

20年近く都会で生活し、田舎にUターンした私が田舎暮らしのメリットとデメリットを教えます。

想像と違った田舎暮らしのデメリット

テレビや雑誌などで取り上げられる田舎暮らしのイメージは、山間部の過疎地や海の近くなど自然豊かな場所での自給自足の生活やカフェを開いてのんびりとその日暮らしをしているような理想的な生活でしょうか。

一生遊んで暮らせる資産やフリーランスとしてどこでもパソコンひとつで働けるようなスキルがあれば、思い描くような理想的な田舎暮らしは実現可能です。

でも、多くの人は田舎に住んでも何らかの仕事をしないといけませんよね。田舎暮らしの最大のデメリットは収入が減ることです。

仕事がない!

「仕事がない」といっても、まったく求人がないわけではありません。都会で生まれ育ち、働いていた人にはとうてい受け入れられない条件での募集ということです。

医療系の資格があれば田舎でも多少はいい条件で働けますが、ほとんどの求人が正社員でも年収300万円前後です。働き盛りの男性でもこのくらいの年収で、女性ならもっと低い場合もあります。

営業職や介護職、飲食業など限られた職種や業界の求人が多く、今までのキャリアをいかせる仕事がないかもしれません。

田舎の賃金で生活が成り立つのかをよく考えないと、生活に追われて暮らしを楽しむ余裕がなく、ただ都会より不便な生活をするだけという最悪のパターンが待っています。

交通インフラが貧弱

2~3分間隔で電車が来るような都会での生活に慣れていると、田舎の電車は使い物になりません。1時間に1~2本あればいいほうで、場所によれば3時間に1本なんてこともあります。

都会ではJRと私鉄が線路をはりめぐらせていますが、田舎ではJR一択の場合が多く、最寄り駅まで徒歩1時間とか余裕です。もはや最寄り駅とは呼べません。

都会の場合は郊外に住んで都心へ通勤する人も多いですが、田舎の場合は郊外に住むと電車での通勤が厳しくなります。

田舎は家賃が安いというイメージですが、それなりに環境が整った県内の中心部に住むとなると一人暮らし向け物件でも4万~5万円くらいの家賃になります。

働くところと住むところのバランス、車中心の生活になることで維持費を捻出できるのかも考えないといけません。

人間関係が濃密すぎる

「田舎暮らしが合わない」という人はだいたいこのパターンではないでしょうか。

田舎暮らしの失敗例として、町内会や消防団など地域の活動に強制参加だったり、生活が近所に筒抜けのような話もよく聞きますよね。参加を断ると村八分になったとか、地域のゴミ捨て場が使えなくなったなどの恐ろしい話も。

ただ、これは完全に場所によると思います。Uターンするとき、実家とは違う地域に住むことになって少し不安はありましたが、私が住んでいる地域ではとくにそういうことはありません。町内会も強制ではありませんし、近所の人とも会えばあいさつや世間話をするくらいで生活に干渉されることもありません。

田舎暮らしを考えるときは事前に地域をリサーチして、移住者が多い地域や新興住宅地などで昔から住んでいる人が少ない場所を選べば失敗は少なくなると思います。

田舎暮らしにはメリットもある

田舎の悪い面をご紹介しましたが、もちろん田舎暮らしにはいいところもたくさんあります。

家を買うのが現実的

都会の場合、数千万円の家をローンで買うのが一般的ですが、田舎の場合は土地込みで1000万円台で家が買えます。中古住宅なら500万円でそこそこ広い庭付きの家が買えるので、安い家を買って自分好みにリフォームするのにお金をかけることもできますよ。

移住者の場合は自治体から住宅購入の補助金が出たり、10年以上住めば家と土地がタダでもらえるところもあります。

家を買うことが現実的な価格で考えられるのが田舎のメリットではないでしょうか。買ったあとも、都会に比べて固定資産税がはるかに安いのも魅力です。

のんびりとした豊かな生活ができる

都会は便利な生活と引きかえに満員電車で毎日通勤し、仕事でもストレスをためているからか田舎に比べてギスギスした雰囲気を感じます。どこにいっても人がいっぱい、人口密度の高さは一番のストレスじゃないでしょうか。

人口密度が低い田舎は都会に比べるとのんびりとしていて、おおらかな人が多いように思いました。

都会の人が思い描く理想的な田舎暮らしのイメージそのままの生活は可能です。山や海、川など自然が近くていつでもリフレッシュできるし、庭に畑を作って野菜を育てて自給自足のような生活もできます。

畑や花壇を作っていると近所のお年寄りが道具を貸してくれたり、野菜作りのアドバイスをしてくれたり。それがきっかけで自然に地域になじむことができますよ。

まとめ

田舎に住むなら、まずは生活が成り立つ収入を確保できるのかを考えましょう。イメージするような田舎暮らしができないならわざわざ移住する意味がありませんよね。

山間部に住みたいとか、海沿いに住みたいとか理想はいろいろあると思いますが、移住先を選ぶときは移住者の受け入れに積極的な地域を選ぶことが大切です。

田舎暮らしのメリットとデメリットをよく考えて、自分の理想とする生活ができるのかしっかり計画してから田舎暮らしをスタートさせましょう。